2008年1月17日木曜日

再び朝青龍問題

 誰もが程度の差こそあれ感じていると思われる朝青龍の横綱としての品格問題。
彼には日本の国技としての伝統や格式に見合うだけの品格が全くない。
 謹慎あけて帰国した彼に記者からの質問が浴びせられたが、その中に「横綱としての品格についてはどう思われますか?」と言うのがあった。
 これに対して朝青龍が、しばし目をきょろきょろさせた後、「ヒンカクってなんですか?」
と逆に質問していた。
 彼に質問をした記者も記者だが図らずも横綱の本質を外部に確認させてくれた功績に関しては評価されるべきだろう。
 今場所も13日に始まったばかりだが、相撲っぷりを見ておや?と思っている人も多いのではないか?
 それは恐らく立ち会い直後の張り手である。横綱としての風格など何のその、見栄も矜持も捨てた張り手から入るその姿勢は自分より格下相手の相撲とはとても思えない。
 張り手で相手の出鼻をくじき、目をくらましてから自分の得意な組み手に持ち込む、普通の力士ならそれも許されるかも知れない。しかし横綱である。そんな姑息な手段に頼って勝ち抜けたところで横綱の価値はがた落ちするだけであることになぜ気付かないのか?相撲にものブレスオブリージュというものがあるのである。 本当に情けない限りである。

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