家格・人格・風格と格の付く言葉は多い。
家格は先祖代々受け継いでいるその家の伝統的風習や流儀から生まれる家柄に対する評価と言えるし、その家に育つ人間の人格形成にも大きな影響を与える。
だからこそ昔から続く古い家ほどそれなりの伝統や格式を持っていることが多い。
名家と言われる旧家にはそれなりの理由があるのである。
歴史的に長い時間をかけて育まれてきた伝統や習慣が全体として格式というものになる。
代を重ねる毎に先祖から受け継いだ小さな智慧が次第に蓄積されやがて大きな智慧となる。
こうして知性と感性の財産としての格式の違いが生まれる訳である。
こういう裏付けがあるとないではその家で育つ者に生じる自信が違って来る。
旧家育ちに自信家やより賢い智慧を持った者が相対的に多い理由はこの辺にあると思う。
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