2007年12月1日土曜日

198年ぶり噴火から17年

 雲仙普賢岳は平成2年11月17日に噴火したが、まもなく活動は低下した。
 実はこの年の4月、長男が長崎市内の私立中学に入学、土日に送り迎えをしていて、土曜日午後長崎からの帰り道、愛野展望台の背景に雲仙普賢岳の山頂に白煙が上がるのを目撃したのが奇しくも噴火の始まりだった。
 その年はクリスマスのイブに息子達のピアノの先生の協力を得てお店を開放して盛大にクリスマスパーティを行ったのだが、翌年平成3年2月12日再び噴火が始まり、5月15日には水無川で最初の土石流が発生した。 5月20日に溶岩ドームが出現、5月26日、6月3日の相次ぐ火砕流により死傷者、行方不明者多数が発生した。
 北風の吹く秋から冬にかけて半島中が重たい質の火山灰の降灰を受け窓も開けられない状態になった。梅雨時の火山灰を含んだ泥水は車のワイパーでも拭ききれないほどの重たさだった事を思い出す。
 毎年開催する予定だったクリスマスパーティもこの事でやむなく中止せざるを得なくなった。
 結局その後一度も開催しないまま17年を迎えた。

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