何事にも経験が大切なのは誰もが認めるところだけれどもその事の別の意味での重要性について深く考えた事のある人はあまりいないようである。
技術者というより技能者あるいは職人と呼ばれる専門家達は技術を身に付けるまでに何度も何度も訓練を受ける。
初歩的な技術の習得の為にまず訓練と呼ばれる試行錯誤を繰り返す。初歩的な技術の習得が済むと次の段階でもまたより高度な技術の習得のために更に難しい訓練に取り組む。こうして次第次第に高度な技術を身に付け同時に自信も身に付いてくる。
自信が身に付けばだんだん信念も持てるようになってくる。
そして優れた技術が身に付き、正確な判断能力も備わって来て初めてひらめきの様なモノが生まれてくる。これが感性である。優れた感性というのは正確で優れた経験の積み重ねがあって初めて身に付く。
素質や単なる偶然だけでは決して身に付くものではない事だけは確かである。
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