2007年3月29日木曜日

本を読むのが大好きな人は

多いと思うが、強制でさせられる勉強や読書を楽しめる人は少ないだろう。
しかし必要に迫られてする読書でも後になって役に立つ事が多い。

 大学の教養部時代に酔狂で第二外国語にフランス語を取ったら、テキストとして「青年と人生をかたろう」(アンドレ・モーロワ著:原題は忘れた)というようなタイトルの原書を読まされた。
 最初は何だ人生論か程度だったのだが、読み進むに連れて面白さにのめり込んでしまった。
 味気なさそうなドイツ語よりは文学的な要素、ロマンティックな雰囲気がふんだんに味わえると思っての選択は今になって思えば正しかったと思う。
 
 モームの「人間の絆」もクローニンの「青春の生き方」も英語の講義で読まされた。
今思えば論理的で的確な情景描写が素晴らしかったのだが最初は苦痛であった。
 読みたくて読んだわけではないがだんだんと面白くなって読了後は感激したものだ。

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